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コーヒーマシンの石灰除去とは?基本的なメンテナンス方法を紹介

 

コーヒーマシンは、おいしいコーヒーを全自動あるいはそれに近い状態で抽出したり、圧力を加えてエスプレッソを製造してくれたりします。

 

一方で、長期にわたって使用していると水に含まれるミネラル分が固まって石灰になるのです。
このような状態を改善するために石灰除去のメンテナンスを行います。

 

今回は、コーヒーマシンの石灰除去について概要や方法について解説しましょう。

 

おいしいコーヒーを楽しむには石灰除去が必要

コーヒーマシンは、手入れをすることで常にベストなコーヒーやエスプレッソが楽しめます。

 

一方で、手入れをせず石灰が沈着してしまったコーヒーマシンは、風味が損なわれてしまうだけでなく、コーヒーの抽出時間も長くなることがあるのです。

 

さらに石灰が詰まって故障の原因になったり、圧力をより高めるために余計な消費電力が発生してしまったりします。
こういった状況を回避する意味でも定期的に石灰除去を行うのが重要です。

 

コーヒーマシンの石灰除去とは?

コーヒーマシンの石灰除去とは、コーヒーマシンの内部に洗浄液を通して石灰を溶かし、外へ排出することです。
デロンギなど主要なコーヒーマシンメーカーの場合は、専用の洗浄剤(除石灰剤)を用意し、その洗浄剤を利用して石灰除去を行います。

 

ただ、いずれの洗浄剤もお酢のような作用を持つものであったり、クエン酸の成分が含まれていたりします。
その力によって石灰と洗浄液を化学反応させて、石灰を溶かす仕組みで石灰除去を進めていくのです。

石灰除去にかかる時間は30分から1時間

石灰除去は、洗浄剤を使用して石灰を溶かすことから、まとまった時間が必要です。

 

コーヒーマシンやモデルによって異なるものの、洗浄モードで繰り返し循環させたり、一時的に石灰除去剤を内部に留めたりするので、コーヒーの抽出をするように短時間で行えるわけではありません。

 

多くのモデルではタイトルのように30分から1時間の時間が必要なので、業務用の場合は、オープン前や終業後、休店日など十分時間のある時間に行うのがおすすめです。

 

コーヒーマシンの基本的な石灰除去方法

コーヒーマシンは、ある程度のモデル以上の場合、自己診断機能がついています。
石灰沈着が進んでくると、コーヒーマシンのランプが点灯して教えてくれることもあるのです。

 

そういった状況になったら石灰除去を試みるようにしましょう。
ここでは、デロンギなどのメーカーに関係なく、基本的な石灰除去の方法として、次の流れで解説します。

 

1・除石灰剤を用意
2・給水タンクに除石灰剤や水を投入
3・大ぶりのカップを抽出口にセット
4・スイッチ操作
5・水を給水タンクに投入
6・抽出操作
7・乾拭き

 

1・除石灰剤を用意

最初に除石灰剤を用意します。

 

これは、各メーカーが純正品を出しているので、純正品をサポートセンターに注文したリ、ネットで購入したリといった方法で入手します。

 

ほかのメーカーのものや汎用品でも利用できる場合があるものの、洗浄力に問題があったり、故障の原因になったりすることがあるため、純正品を極力使用しましょう。

 

2・給水タンクに除石灰剤や水を投入

コーヒーマシンの機種に追って異なるものの、基本的に給水タンクへ水や除石灰剤を投入することから始めましょう。
そのうえで除石灰剤と水を給水タンク内で混ぜ合わせて洗浄液を作ります。

 

注意点として、給水タンクに入れる水の量がメーカーやモデルによって大幅に異なる場合があります。
そのため、必ず取扱説明書を確認したあとに水を加えることが重要です。

 

3・大ぶりのカップを抽出口にセット

抽出口に大ぶりのカップをセットします。
これは、先ほどの洗浄液を抽出口で受けるために使用します。
メーカーによっては専用の排液カップが用意されていますから、用意されている場合はそちらを使用しましょう。

 

4・スイッチ操作

準備ができたらコーヒーマシンの石灰除去の操作を行います。

 

この操作はメーカーやモデルによって異なる場合があるものの、専用のスイッチが用意されていたり、抽出ボタンの長押ししたりなどの操作で可能になることがほとんどです。

 

しばらくすると洗浄液がコーヒーマシン内を通り、石灰を除去します。

 

石灰除去後の排液は、抽出口から出てくるのでカップで受け止めましょう。
周囲に飛び散ることもあるので、手元にタオルやふきんを用意しておくのがおすすめです。

 

5・水を給水タンクに投入

排液がすべて出てきたら、基本的な石灰除去の洗浄は完了します。

 

洗浄液や石灰自体は、人体に問題がないものの、洗浄液などがコーヒーマシン内に残っているとコーヒーの風味に悪影響を与えます。
そのため、水を抽出させてすすぎ洗浄を行いましょう。

 

給水タンクを洗って、洗浄液を取り除いたら、水を入れていきます。
メーカーによってはすすぎの方法についても明記しているところがあるので、給水量などを確認して適切な量の水をタンクへ投入します。

 

6・抽出操作

水をセットしたら、抽出ボタンなどを押してセットします。
この操作もメーカーやモデルによってはすすぎ操作の操作方法が指定されている場合もあるので、チェックしましょう。

 

操作を行うと抽出鉤から洗浄液をすすいだお湯が抽出されるので、専用カップや大ぶりのカップでお湯を受けます。

 

7・乾拭き

コーヒーマシンからお湯が出なくなったら、すすぎ洗浄は完了です。

 

勢いよくお湯が出てくることもあるので、周囲にお湯が飛び散らないように工夫したり、タオルやふきんなどを用意したりして、必要に応じて拭き取りましょう。

 

また、コーヒーマシン本体もお湯などの水分がつくので乾拭きを行ってしっかり水分を拭き取っていくのが重要です。

 

まとめ

コーヒーマシンの切開除去は家電のように市販されている簡易的なマシンの場合、純正の除石灰剤を使用することで手入れできます。

 

デロンギのような本格派の全自動コーヒーメーカーであっても、一般向けのモデルであれば、水と純正の切開除去剤で簡単に手入れが可能です。

 

今回は、切開除去とはどのようなものかを解説し、基本的な手順についても説明しました。

 

まずは、記事の内容を参考にして、使用しているコーヒーマシンの石灰除去を試みましょう。
石灰を取り除くことで、きっとおいしいレギュラーコーヒーや素プレッソが楽しめるようになるはずです。