コーヒーマシンは、気軽にコーヒーが楽しめる便利な装置です。
しかし、導入するにあたっては、そもそもコーヒーマシンがどんなものか、どのような形で利用できるのかといった仕組みや導入する目的、注意点を知っておくことが重要です。
今回は、それらについて項目ごとに解説し、まとめました。
最後まで読んでいただき、自分たちの職場にコーヒーマシンを導入する前の検討材料にしましょう。
コーヒーマシンを設置するサービスの種類
コーヒーマシンはコーヒーショップやコンビニといった飲食店や小売店で来客向けに利用されているケースも多いのですが、自社のオフィスなどに設置するケースもあります。
そういった異なる事情のために設置する場合、いくつかの形態に分けられ、主な形態は次の3つです。
自前で購入
コーヒーマシンといえば、かつては業務用のマシンがほとんどで、導入も専門会社を通じたルートのみという地域も珍しくありませんでした。
しかし、現在は、ネットなどで気軽にコーヒーマシンを購入することができ、個人用やオフィス用に小型で利用しやすいコーヒーマシンも登場しています。
こういった状況を活かして、自社でコーヒーマシンを購入して設置する手もあります。
気に入ったコーヒーマシンを購入するために、コーヒーも安いインスタントが使えるマシンを利用したり、専用のカプセルタイプのマシンを用意したりと自分たちに合ったものを選ぶことも可能です。
完全に買い上げの形になるため、初期費用は掛かるもののメンテナンスやリース代がかからないメリットがあります。
ただ、管理担当者を決めて定期的にメンテナンスや清掃を行ったり、スタッフ自らがコーヒーを用意して入れるといった面倒さもあったりといった点に注意して導入しましょう。
自販機タイプ
コーヒーマシンは、自販機タイプもあります。
これはスーパーなどの小売店や高速道路のパーキングエリアにあるような、紙コップへ抽出するタイプのコーヒーマシンです。
砂糖やクリームの有無だけでなく、コーヒーの濃さもコントロールできるメリットもあります。
種類が豊富なので、選択肢が楽しめることや大量のコーヒーをスピーディーに提供できること、メンテナンスも業者がやってくれることがメリットです。
ただし、維持するためのメンテナンス代の発生や維持するための電気代を自社で負担する必要があります。
設置サービス
コーヒーショップで利用するようなコーヒーマシンやコンビニで設置されているコーヒーマシンをリースやレンタルで導入することも可能です。
本格的なマシンでありながら設置費用は発生しないことが多く、コーヒーなどを設置業者から購入することで費用を支払っていきます。
ボタン一つでコーヒーを淹れてくれるだけでなく、本格的な香りや味わいが楽しめるのがメリットです。
在庫補充やメンテンナンスを行ってくれる点も魅力ですが、その分費用が発生することを知っておきましょう。
また、一杯あたりに時間がかかるので、工場などの事業所で多くの従業員へコーヒーを提供する場合は、やや向いていません。
このように3つのタイプから選択して、コーヒーマシンを導入することが可能です。
なぜコーヒーマシンを設置する必要があるか見直してみる
コーヒーマシンの導入は会社の福利厚生になります。
ただ、便利だからという理由だけで導入すると、意外な出費となったり、思ったような効果が得られないことも少なくありません。
そこで必要なのがコーヒーマシンを設置する目的です。
他社がコーヒーマシンを導入するケースとして次の3つの目的やメリットで実施されることが多いので、それぞれ解説していきましょう。
休憩室のグレードアップ
多くの会社では休憩スペースを用意しているところがほとんどです。
疲れたときだけでなく、仕事が行き詰ったときに休憩スペースがあると、より効率よく業務ができます。
この休憩スペースあるいは休憩室にコーヒーマシンを導入することで、より休憩の効果が高まり、休憩スペースも充実するでしょう。
実際にコーヒーマシンを導入するオフィスの多くが休憩スペースの充実を目的としています。
従業員の負担軽減
コーヒーマシンでコーヒーを安価に提供したり、すぐにアクセスできる社内に設置することで、従業員の時間的、経済的負担を軽減できます。
もし、社内にコーヒーマシンなどの設備がない場合は、ドリンクやコーヒーを求めて外出する必要が出てくるため、業務に負担がかかります。
また、コーヒーも毎日のように購入していると、その経済的な負担は大きくなるでしょう。
1杯120円程度のコンビニコーヒーであっても20日以上買い続けるとそれなりの負担がかかりますし、意外な出費も発生します。
一方でコーヒーマシンを使って安価にコーヒーを提供すれば、従業員の経済的な負担が軽減されるでしょう。
こういった理由で導入するケースも少なくありません。
従業員満足度の向上
最後が従業員満足度の向上です。
働き方改革や生産性の向上を目的にしてコーヒーマシンを導入するケースも見られます。
コーヒーマシンを設置することによって、仕事の合間にいつでもコーヒーなどのドリンクを楽しめるようになります。
コーヒーマシンによって従業員のモチベーションも上がり、生産性の向上も期待できるでしょう。
コーヒーマシンを会社へ導入する注意点
コーヒーマシンの導入は、場合によってそれなりの負担になることも少なくありません。
ここではスムーズにコーヒーマシンを導入するために注意すべき、場所、味、契約内容について解説します。
まず、設置場所をきちんと用意しておきましょう。
小型のコーヒーマシンではそこまで問題になりませんが、自販機タイプになると水をどこから導入するか、電気はどこから取るかといった問題に直面します。
そもそも設置できるのかという問題にも直面するので、コーヒーマシンを導入する前に検討することをおすすめします。
実は味も重要です。
味は二の次で安価あるいは無料で提供すべきか、多少お金を払ってもらってでもお金を取るかといった問題が挙げられます。
誤った選択をすると、せっかく導入しても利用する従業員が思ったほど増えない場合があります。
最後は契約内容です。
コーヒーマシンの設置業者にどこまでやってもらうかという点です。
自分たちだけで設置するのであれば、そう言った配慮は不要ですが、業者に依頼する場合はメンテナンスをどこまでやってもらうか、従業員の誰を担当者にするかといった組織の問題もあります。
こういった注意点を意識して導入するようにしましょう。
まとめ
コーヒーマシンは以前よりも気軽に導入できるようになりました。
しかし、メンテナンス等、導入に当たっては検討すべきことも少なくありません。
今回紹介した内容をもとに、会社で導入する場合は、一度これらのポイントをチェックしたうえで導入してみましょう。