業務用の全自動コーヒーマシンを利用するメリットや注意点を紹介

 

業務用の全自動コーヒーマシンを利用するお店が少なくありません。

 

実は、誰もが知るようなコーヒーショップチェーンのコーヒーや、カフェラテが有名な大手のお店のエスプレッソもコーヒー豆やミルクを投入して全自動で作ることが可能です。

 

しかし、便利な反面、具体的にどのような機能を持っているのか、業務用の全自動コーヒーマシンはどのようなものが良いのか分からないという方も少なくありません。

 

そこで今回は、業務用の全自動コーヒーマシンとはどのようなものなのか、選ぶうえでのおすすめポイントはどのようなものがあるのか、そしてメリットや注意点は何なのかについて解説します。

 

業務用の全自動コーヒーマシンとはどのようなものか？

業務用の全自動コーヒーマシンは、エスプレッソやカプチーノといった、本来であれば技術が必要なコーヒーも全自動でつくってくれるマシンを言います。

 

言い換えれば、家やオフィスでも導入することでお店の味を再現できてしまうマシンといえるでしょう。
また、身近なものだとコンビニコーヒーのマシンも業務用の全自動コーヒーマシンです。

 

こちらもボタン一つで本格的なコーヒーを抽出してくれて、あっという間に紙コップの中に出来上がってしまいます。

 

このような機能なら家庭用にもありそうですが、実は業務用と家庭用では次のような違いがあります。

 

1・本体価格
2・連続抽出が可能かどうか
3・コーヒーのクオリティ

 

まず本体価格が異なります。

 

家庭用のものであれば1万円程度で購入できる場合も珍しくありませんが、業務用のコーヒーマシンは最低でも10万円、高額なものになると数百万円する場合もあります。

 

特に業務用の全自動コーヒーマシンは高額なものが多いため、業務で利用する場合はリースでレンタルすることも少なくありません。

 

連続抽出できる能力も異なります。
家庭用のコーヒーマシンは、どれほど大容量のものでも10杯程度の連続抽出しかできません。

 

一方で、業務用のコーヒーマシンは水のタンクなどが巨大だったり、水道に直結させたりできるので、その数倍以上は連続して抽出できるものも少なくないのです。

 

最後がコーヒーのクオリティです。

 

家庭用のコーヒーマシンは、インスタントあるいは自分で淹れたレギュラーコーヒーより少し美味しい程度ですが、業務用のコーヒーマシンは、まさにお店の味と香りが楽しめます。

 

このような差が業務用と家庭用の主な違いといえるでしょう。

 

全自動以外の業務用コーヒーマシンも紹介

業務用の全自動コーヒーマシンは、ボタンを押すだけで作ることができるコーヒーマシンです。
実は、全自動タイプ以外にも業務用のコーヒーマシンには次のようなタイプがあります。

 

1・ドリップ式
2・サイフォン式
3・エスプレッソマシン

 

ドリップ式は、コーヒーの粉をフィルターにセットしてお湯を注ぐことで抽出できるシンプルなタイプです。
業務用としては、かなり価格が安いため、コーヒーをメインにしていない飲食店などで使用することがあります。

 

ただ、お店でこだわって調整することで、喫茶店などでも利用できる場合があります。

 

お店の方針で、コクがあるコーヒーを提供したい場合は1つ穴のドリッパー、すっきりとしたコーヒーを提供したい場合は複数穴があるタイプを選びます。

 

サイフォン式は、蒸気の圧力によってお湯を押し上げて高い温度のお湯とコーヒーの粉が混ざり合って抽出する方式です。
付属品や消耗品が多いため、業務用で利用されることが多い業務用のコーヒーマシンといえるでしょう。

 

全自動とは対極的にある業務用コーヒーマシンであり、抽出する人の技術によって味や香りが左右されるのが特徴です。
かなり人の手か加わってコーヒーが作られていきます。

 

エスプレッソマシンは、業務用コーヒーマシンでも度々見るタイプです。
エスプレッソを大量に作り出すことができ、次々にサーブできるものが多くあります。

 

エスプレッソの語源「急行」の名前に負けず迅速に作り出せます。

 

業務用の全自動コーヒーマシンを利用するメリット

業務用の全自動コーヒーマシンを利用するメリットは次の3つです。

 

1・本格的な味わい
2・大量に作れる
3・安定したクオリティ

 

業務用の全自動コーヒーマシンは、味わいが文字通りプロレベルです。
ボタンを押すだけでコーヒーマシンから、本格的な香りが漂い、味わい深いコーヒーが抽出されます。

 

これは、調整によってどんどん味わいを改善したり、季節によって変化させたり、コーヒー豆によって変化させられるメリットもあります。

 

大量に作れるのもメリットです。

 

水などを貯めているタンクが大容量であったり、水道に直結できたり、きちんとした放熱ができているので、どんどん抽出することができます。

 

そのため、一度に数十杯のコーヒーを作ることになっても、途中で水切れや故障をすることなく、どんどんコーヒーを作っていきます。

 

安定したクオリティも業務用の全自動コーヒーマシンのメリットです。
ボタン一つで抽出できるので、店長でも新人のアルバイトでも同じクオリティのコーヒーが作り出せます。

 

これらのメリットから飲食店などでは、業務用の全自動コーヒーマシンを導入しているのです。

 

注意したい業務用の全自動コーヒーマシン利用するデメリット

業務用の全自動コーヒーマシンは、メリットが多いものの2つのデメリットもあります。

 

1・メンテナンスが大変
2・コストがかかる

 

とにかく家庭用のものに比べてメンテナンスが大変です。

 

業務終了後のコーヒーマシンの洗浄や業務開始前の試運転などをして、十分に調子が上がったところで提供するといったマシンもあります。

 

また、定期的に消耗品の交換をする必要もあるので、点検も忘れずに行います。
こういったことから、専門のメンテナンス会社と契約して点検をしてもらうことも少なくありません。

 

コストもかかります。

 

本体価格だけでなく、消耗品類も高額です。
消耗品類は、耐久性が高いものの、使う頻度が非常に高いので、どうしても徐々に消耗していきます。

 

こういったランニングコストも業務用のように営業でなければ支払い切れません。

 

まとめ

業務用の全自動コーヒーマシンは、ボタン一つで本格的なコーヒーが楽しめるマシンです。
全自動なので、誰でも本格的なコーヒーが作れる反面、日頃のメンテナンスやコストが高額なケースもあります。

 

もし導入するようであれば、安定して動作させるためにもコーヒーマシンのメンテナンス会社との契約も検討しましょう。